AIデータ社、「この設備、毎年9月に壊れやすい」
現場の感覚をAIに引き継ぐ時代へ
～ベテランの暗黙知をナレッジ化し、AIが教えてくれる新しい設備管理の形～
企業データとAIの利活用カンパニー、AIデータ株式会社（本社：東京都港区、代表取締役社長 佐々木隆仁 以下AIデータ社）は、エネルギー業界がデベテランの暗黙知をナレッジ化し、AIが教えてくれる新しい設備管理の形の「AI孔明™×IDX」を正式に発表しました。
AIデータ社、「この設備、毎年9月に壊れやすい」
背景：設備管理に潜む“属人化の壁”
エネルギー設備を管理する現場では、毎日多くの報告書や点検記録、トラブル対応履歴が蓄積されています。しかし、それらの多くは紙、Excel、PDFといった形式で保管され、「データとして再利用されることはほとんどない」のが実情です。
ベテラン管理者の中には、次のような感覚を持つ方も少なくありません
- 「あの設備は、毎年9月頃に異常を起こしやすい」
- 「夏場はこのラインの電圧が不安定になる」
- 「去年はA工場で似たようなトラブルがあった気がする」
こうした経験則や暗黙知は、設備の安定運用にとって極めて重要ですが、多くの場合、個人の記憶に頼っている状態です。
背景：ベンダーロックによる「データの不自由」
原因は明確です。エネルギーデータの多くが“外部ベンダーのシステムに閉じ込められている”ためです。
- データ形式はバラバラ（CSV/Excel/PDF/独自フォーマット）
- アクセス権が限定され、自由に取り出せない
- AI分析に必要な構造化・意味付け処理がされていない
この「ベンダーロック構造」が、エネルギーデータの利活用を阻んでいます。
問題：属人化によりナレッジが“消えていく”構造
- 報告書が形式バラバラで検索できない
- 異常記録は残っていても、「探せない」「意味でつながっていない」
- ベテランの知識が退職とともに失われる
- 新人は過去の履歴を調べる手段がなく、「勘と経験」に頼らざるを得ない
これは単なる現場の問題ではなく、企業のリスクマネジメント・人材育成・設備寿命にまで大きく関わる“経営課題”です。
孔解決策：「AI孔明 on IDX」によるナレッジ化と継承
こうした属人化課題を根本から解決するプラットフォームが、今注目されている「AI孔明 on IDX」です。
◆ IDXとは？
- 点検報告・異常ログ・工事記録などを拠点横断で保存・構造化できるクラウド基盤
- 個人・チーム・アーカイブの3層構成で、ナレッジ管理と監査ログの保全が可能
- あらゆる形式（PDF、Excel※、Word）に対応
※ExcelをLLMで正確に活用するためには、別途DB化のカスタマイズをお勧めします
◆ AI孔明とは？
- 格納されたドキュメントをベクトル化（意味ベースで理解）し、
「この設備、過去にどんなトラブルが起きた？」「類似異常は他にある？」といった自然言語の質問にAIが即答 - AIモデルを用途に応じてブレンディング可能
活用イメージ：AIが“ベテランの感覚”を引き継ぐ
| Before | After（AI孔明 on IDX導入後） |
|---|---|
| 報告書がPDFでフォルダに眠っている | AIが内容を理解し、異常箇所・頻度を要約 |
| ベテランしか知らない“機械のクセ” | 「この機器は過去3年、同じ月に異常あり」とAIが示す |
| 過去のトラブル事例の検索が手作業 | 「同様のエラーは他拠点で発生したか？」にAIが答える |
| 教育や引き継ぎが非効率 | 若手がAIに履歴や原因を質問→即答で学習促進 |
これにより、属人化した設備知識が“組織の資産”として蓄積され、AIで継承される構造が生まれます。
効果：属人化の解消 × 生産性の向上 × ナレッジの継承
| 項目 | 効果 |
|---|---|
| 人材教育の効率化 | 経験に頼らず、AIが履歴と事例で新人を支援 |
| トラブル対応の迅速化 | 過去の対応記録・原因をAIが瞬時に提示 |
| ナレッジの資産化 | 点検・故障・改善策が企業の“学習データ”に |
| 人材流出リスクの緩和 | ベテランの知識をAIに継承可能 |
これらは単なる「AI導入のメリット」ではなく、エネルギー設備の安定稼働と、現場力の底上げにつながる戦略的な成果といえます。
現場と経営をつなぐAI基盤として
AI孔明 on IDXは、「単にAIを導入する」のではなく、“現場とAIをつなぎ、ナレッジを生かす文化”を構築するプラットフォームです。
現場では、
→ 過去トラブルの履歴を即時参照し、迅速に判断できる。
経営層では、
→ 拠点間のナレッジを集約し、戦略的な保全計画や投資判断に活かせる。
CTA：導入検討・PoC支援のご案内
現在、「PoC支援プログラム（無料トライアルあり）」を展開中です。
「自社の報告書やログで、どこまでAI活用が可能か？」を試せる機会として、多くのエネルギー企業から問い合わせをいただいています。
属人化の解消は、一朝一夕ではできません。
まずは“自社にあるはずのナレッジを活かせる環境”を、AI孔明 on IDXとともに整えてみませんか？
お問い合わせ・無料トライアル申し込みはこちら
【AＩデータ株式会社について】
- 名 称：AＩデータ株式会社
- 代表者：佐々木 隆仁
- 設 立：2015年4月
- 所在地：東京都港区虎ノ門5-1-5 メトロシティ神谷町ビル4F
- 資本：1億円（資本準備金15億2500万円）
- URL：https://www.aidata.co.jp/
ＡＩデータ社は、データインフラと知財インフラを基盤に、20年以上にわたり企業や個人のデータ資産を守り、活用する事業を展開してきました。9,000社以上の企業、90万人以上のお客様から信頼を得ており、データ共有、バックアップ、復旧、移行、消去を包括する「データエコシステム事業」では、BCNアワードで16年連続販売本数1位を獲得しています。
データインフラでは、IDXのクラウドデータ管理や復旧サービスを提供するとともに、経済産業大臣賞を受けたフォレンジック調査や証拠開示サービスを通じて、法務分野でも高い評価を得ています。
一方、知財インフラでは、グループ会社の特許検索・出願支援システム『Tokkyo.Ai』や特許売買を可能にするIPマーケットプレイスの構築により、知財管理と収益化を支援。これらを統合し、生成AI『AI孔明』によるデータと知財の融合プラットフォームを展開しています。
また、防衛省との連携による若手エンジニア育成にも注力し、データ管理と知財保護を通じて社会基盤の強化に貢献しています。
